現場で活きる溶接の違いとは?Tig溶接・アーク溶接・半自動溶接×プラント・ボイラー

プラントやボイラーの現場で求められる溶接には、TIG溶接・アーク溶接・半自動溶接があり、それぞれ特徴や適した用途が異なります。
TIG溶接は、タングステン電極と不活性ガスを用いた精密溶接です。ステンレスや薄板の配管・タンクなど、高い精度や耐圧性、耐食性が求められる箇所に適しており、仕上がりが美しく、ボイラーやプラント設備の安全性確保に活かされます。手先の器用さが必要で、熟練度により施工品質が大きく左右されます。
アーク溶接は、棒状の電極でアークを発生させ金属を溶かす方式で、厚板や大型構造物の接合に強みがあります。屋外作業や高温・湿度など環境条件の厳しい現場でも対応可能で、支柱や大型タンクの組み立てに活用されます。施工には安定したアーク操作と経験が求められます。
半自動溶接は、ワイヤーを自動供給しながら溶接する方式で、作業スピードが速く、量産的な配管施工や厚板・薄板の両方の溶接に適しています。ガスを併用することで溶接が安定し、広範囲の現場作業に効率的に対応できます。仮付けから本溶接、仕上げ研磨まで一連の作業を行うことも多く、チームでの作業効率が高いのも特徴です。
現場では、材料の種類や厚み、設置環境、求められる耐久性や精度に応じて、これら3つの溶接を使い分けることが重要。TIGは精密作業、アークは厚板構造、半自動はスピード施工という役割を理解し、適材適所で活用することが、プラント・ボイラー工事での安全性と施工品質を高めるポイントとなります。
2026.02.20
